ドレッシングは美の敵か味方か?

生野菜がよいか、温野菜がよいか。
その話はまた別の機会に譲るとして、生野菜を食べるときに何をかけて、
あるいはつけて、食べるでしょうか?

コンビニで買ったサラダについているドレッシングをそのままかけて食べるとか、
外食先のレストランで注文したサラダには、すでにドレッシングがかかって出てきたとか。
当たり前のように出てきたものを、素直に食べている方が多いと思いますが、
そのドレッシングが野菜不足を増大させていることもあるんです。

ドレッシングは、お酢または柑橘類の果汁と植物から採れた油をバランスよく混ぜ、
塩や香辛料、砂糖などを加えて乳化させた調味料です。
ところが、市販のドレッシングは油の質が悪かったり、味を調整するために塩や砂糖、
さらには添加物がたくさん使われていることがあります。
しかも、こうした油や砂糖を消化するために大量のビタミンやミネラルが使われてしまうのです。
コンビニで買ったサラダを食べるためにかけたドレッシングが
そのサラダから摂った栄養を横からさらっていくのです。

また、最近はやりのノンオイルドレッシング。
こちらもまた、あまりたちが良いとは言えません。
油を使わない代わりに、砂糖や人工甘味料が使われていたりします。
こうしたものは、身体にとって不要な、むしろ「余分に摂ってしまった」糖質であり、
たんぱく質と結びつくことによって糖化してしまいます。
糖化とは、全身に与えるダメージのひとつ。
つまりは老化を促すというわけです。

また、ノンオイルといっても、まったく油が使われていないわけではありません。
トランス脂肪酸が含まれた食用植物油脂が使われている場合もあります。
トランス脂肪酸は、日本ではまだ規制がありませんが、
アメリカなどではすでにその危険度に注目が集まり、規制が始まっています。
しかも、こうしたものの代謝にもまた、ビタミンやミネラルが大量に使用されてしまうのです。
野菜を食べなきゃと身体に良いことをしたつもりになって、
それ以上の毒を摂り込んで、その排出のために野菜の栄養素が使われてしまうのです。

では、何をつけて野菜を食べればいいの?と思うかもしれません。
何もつけずに食べて、野菜のおいしさを味わうのもおすすめです。
また、今は日本全国で作られている天然の塩がどこにいても手に入ります。
ちょっと充実したスーパーに行けば、海外の岩塩や海の塩も手に入ります。
こうした天然塩は、ミネラルがたっぷり。
日本人は塩分の摂りすぎといわれていますが、
それは食塩(塩化ナトリウム)であれば、という話です。
だからといって使い過ぎは、もちろんNGですが。
でも、ミネラルが豊富なお塩は、しょっぱさなんて感じませんものね。
バリっと洗った野菜にお塩をパパパッとふって、オリーブオイルを回しかけるだけ。
そんなシンプルな味付けこそが、野菜のおいしさを引き立てそうです。

キレイを手に入れるためには、自分の身体に摂り込むものの正体くらい、
なんであるかを確認する手間を惜しんではダメ、という時代であるということでしょうか。